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ルミセフの自己注射 自己注射の投与方法や注意事項についてご紹介します。

ルミセフを使用されている方へ

ルミセフの自己注射 自己注射の投与方法や注意事項についてご紹介します。

監修:NTT東日本関東病院 皮膚科 部長 五十嵐 敦之先生

投与方法

投与前の準備

1
外箱

あらかじめ、冷蔵庫から出して室温に戻しておきます。
※目安として、冷蔵庫から出した後室内に15〜30分程度置いておきます。

電子レンジやお湯などで温めないでください。
室温で長時間放置しないでください。

アルコール綿(消毒用、止血用)・廃棄ボックス・補助具・準備マット・体調管理手帳

1 必要なものをそろえる

注射に必要なものをそろえてください。

2 手を洗う

2 手を洗う

ブリスター(包装)やシリンジ(注射器)、補助具などを触る前に手をよく洗ってください。

3 外箱
ブリスター(包装) バレル(外筒)をつかむ
シリンジ(注射器)

3 シリンジ(注射器)を取り出す

外箱からブリスター(包装)を取り出した後、バレル(外筒)をつかんで、ブリスター(包装)からシリンジ(注射器)を取り出してください。その際に、ピストン(押子)はつかまないでください。

  • シリンジ(注射器)の部品がすべて揃っていますか?
  • 針が大きく曲がったり、シリンジにゆがみやひびがありませんか?
  • 薬液は漏れていませんか?

薬液の色・性状:無色から淡黄色、
澄明からわずかに白濁の液

注射する場所

ルミセフ®は、「腹部」「上腕部(二の腕)の外側」「大腿部(太もも)」のいずれかに注射します。
ただし、同じ個所に繰り返し注射せずに、注射するたびに少しずつずらしてください。

  • 腹部腹部
  • 上腕部(二の腕)の外側上腕部(二の腕)の外側
  • 大腿部(太もも)大腿部(太もも)

※脂肪の多い個所への投与が推奨されます。

前回注射した部位から3〜5cm以上離れた部位に注射しましょう。

乾癬のある部位、特に、盛り上がっている部位、痛みのある部位、赤くなっている部位、傷がある部位、硬くなっている部位には注射しないでください。

皮膚が敏感な部分、皮膚に傷、湿疹、赤味などがある部分には注射しないでください。

ルミセフ®は1シリンジにつき1回のみ使用するお薬です。一度使用したシリンジ(注射器)は再度使用してはいけません。

ご自身で注射される場合は、上腕部(二の腕)の外側は避けてください。

注射の方法

  • 補助具を使用しないとき
  • 補助具を使用するとき

キャップの外し方

キャップの外し方

シリンジ(注射器)のバレル(外筒)を持ち、水平にして、針についているキャップを外します。外すときに針がご自分の指などにささらないように十分に注意してください。

注射の方法[腹部の例]
(補助具を使用しないとき)

  • 1 消毒する

    1 消毒する

    注射する部位を決めたら、その部位を円を描くようにアルコール綿でふき、注射する部分の皮膚を消毒してください。

  • 2 皮膚をつまむ

    2 皮膚をつまむ

    消毒した部分の周囲の皮膚を軽くつまんでください。

  • 3 針をさす

    3 針をさす

    シリンジ(注射器)の針を皮膚に対して斜め(30度から60度くらい)にして、針が全部見えなくなるまで、皮膚にさしてください。

  • 4 注入する

    4 注入する

    シリンジ(注射器)をしっかり持って、ゆっくりと時間をかけて(目安として10 〜15 秒くらいの時間をかけて)ピストン(押子)を最後まで押し切ってください。

  • 5 針を抜く

    5 針を抜く

    シリンジ(注射器)の中の液体が空になったら、注射をさした時と同じ角度で針を抜いてください。

  • 6 アルコール綿で押さえる

    6 アルコール綿で押さえる

    針を抜いた後、アルコール綿で静かに10秒程度押さえます。アルコール綿を外して血が出ていない事を確認したら注射は終わりです。
    注射した部位をもむとはれることがあるので、もまないように注意してください。

    使用後のシリンジ(注射器)は針キャップをつけずに廃棄ボックスに廃棄してください。
    ●針で指をささないように注意してください。

注射の方法(補助具を使用するとき)

補助具の取り付け方法

  • 1 取り付ける

    1 取り付ける

    シリンジ(注射器)は、針キャップをつけたまま、イラストの向きに補助具に押し込みます。

  • 2 針先を針カバーでおおう

    2 針先を針カバーでおおう

    針先を針カバーでおおってください。
    針カバーでおおうことにより針先が見えなくなります。
    ※針カバーを使用しない場合でも問題なく投与いただけます。

  • 3 レバーを押す

    3 レバーを押す

    ピストン(押子)ストッパー(外側の“つば”)側の白いレバーを押すとロックがかかり、針キャップがはずれます。

注射の方法[腹部の例]

  • 1 消毒する

    1 消毒する

    注射する部位を決めたら、その部位を円を描くようにアルコール綿でふき、注射する部分の皮膚を消毒してください。

  • 2 皮膚をつまみ

    2 皮膚をつまみ、針をさす

    片手で消毒した部分の周囲の皮膚を軽くつまみ、もう一方の手でシリンジ(注射器)が見える面を上にして補助具をしっかり持ってください。

  • 2 針をさす

    皮膚と垂直に補助具を押しあて、補助具の針側の白い部分が縮んで見えなくなるまで押し込み、皮膚に密着させて、針をさします。

  • 3 注入する

    3 注入する

    補助具を押しあてたまま、皮膚をつまんでいた手を放します。手でゆっくりと時間をかけて(目安として10~15秒くらいの時間をかけて)ピストン(押子)を押してください。

  • 3 片手で注射可能

    ※手の大きい方は、片手で注射することも可能です。

  • 4 針を抜き

    4 針を抜きアルコール綿で押さえる

    注入を終えたら、そのまま補助具を体から離します。
    針を抜いた後、アルコール綿で静かに10秒程度押さえます。
    アルコール綿を外して血が出ていない事を確認したら注射は終わりです。
    注射した部位をもむとはれることがあるので、もまないように注意してください。

  • 4 アルコール綿で押さえる

補助具からの取り外し方

  • 5 シリンジ(注射器)を補助具からはずす

    5 シリンジ(注射器)を補助具からはずす

    針カバーを元に戻して針が見える状態にして、シリンジをはずす準備をします。

  • 5 シリンジ(注射器)を補助具からはずす

    白いレバーを外側に引くとロックが解除され、シリンジ(注射器)を補助具からはずすことができます。

  • 5 シリンジ(注射器)を補助具からはずす

    シリンジ(注射器)を取り出し、廃棄してください。
    シリンジ(注射器)は針キャップをつけずに廃棄ボックスに廃棄ください。
    ※針で指をささないように注意してください。
    ※補助具は、繰り返しそのまま使用できますので、保管してください。

2022年6月作成 KKC-2020-00598-1

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