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疾患について 強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎の病態、治療などや日常生活で注意していただきたいことについてご紹介します。

ルミセフを使用されている方へ

疾患について ルミセフを使用されている方へ

強直性脊椎炎、X線基準を満たさない
体軸性脊椎関節炎とは1,2)

強直性脊椎炎、X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎は、腰や臀部 、背中の関節などの体の軸や末梢、腱・靱帯に慢性の炎症が起こる病気です。
発症原因は明確ではありませんが、この病気の素因がある人が、細菌感染などが原因で免疫に異変が起こり、その結果引き起こされると考えられています。また、特定の遺伝子(HLA-B27)を保有している患者さんが多いことが知られています。

※遺伝子検査で調べることができます。
(2020年11月時点で保険適応外)

病変部位

症状、経過1-3)

多くの方は、初期には背中や腰、臀部などの痛みやこわばり、だるさを感じます。背中や腰の痛みは体を動かしていると軽くなり、安静にしていると症状がでてくることが特徴です。こわばりは特に朝起きた時にあらわれます。
また、アキレス腱が腫れて痛んだり、目の「ぶどう膜」と呼ばれる場所に炎症が起きたり、乾癬や炎症性腸疾患を起こすこともあります。これらのような症状があらわれた場合は、主治医に相談しましょう。

症状

背中や腰、臀部の痛み、こわばりなどの症状は良くなったり悪くなったりを繰り返しながら徐々に強くなっていきます。進行すると、病変部位の骨と骨がくっつき、動かしにくくなることがあります。

炎症から強直へ

治療2,3)

強直性脊椎炎の治療は、薬物療法と運動・理学療法が中心です。
X線基準を満たさない体軸性脊椎関節炎は、強直性脊椎炎に準じた治療が行われます。

運動療法

症状を和らげて身体が動き易くなるのを助け、日常生活をより充実したものにするために、運動を行います。強直性脊椎炎の方向けの体操も開発されています。ゆっくりとしたストレッチ、プールでの歩行なども勧められています。
ただし、強い運動は症状の悪化や骨折などの危険があるため、運動の内容は、主治医や理学療法士と相談します。

※日本脊椎関節炎学会ホームページ「AS患者さんのための体操教室」
http://www.spondyloarthritis.jp/common/img/pamphlet.pdf

薬物療法

NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)

炎症や痛みを抑えるためのお薬で、薬物療法の基本となります。市販の頭痛薬やかぜ薬にも配合されていることが多い薬ですので、これらを併用するときには医師または薬剤師に相談してください。

ステロイド注射

関節や腱周辺の炎症を抑えるために、症状のある部分にステロイド注射を行うことがあります。

生物学的製剤(注射)

非ステロイド性抗炎症薬とは全く異なり、病気に深く関係している炎症性サイトカインに作用して病態に直接的に作用するお薬で、体内で免疫をつかさどる「抗体」の働きを利用した薬剤です。非ステロイド性抗炎症薬で症状が良くならない場合に使用されます。

外科治療(手術)

関節の変形が進行し、痛みも強く神経麻痺が見られる場合など、主治医が必要性を判断した場合に外科治療を行う場合があります。

1) 難病情報センターホームページ「強直性脊椎炎(指定難病271)」(2021年2月現在)からの引用

2) 日本AS友の会. 強直性脊椎炎療養の手引き(第3版)
http://www5b.biglobe.ne.jp/~asweb/QandA/AS_medical_treatment_manual_rev1.pdf(2021年2月閲覧)

3) 日本脊椎関節炎学会, 厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)
「強直性脊椎炎に代表される脊椎関節炎の疫学調査・診断基準作成と診療ガイドライン策定を目指した大規模多施設研究」班. 脊椎関節炎診療の手引き. 2020. 診断と治療社

KKC-2020-00390-2

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